京都や大阪は、国外・国内問わず、日本の有名な観光スポットの一つです。学生や新社会人の方で、できるだけ旅費を抑えて、大阪・京都の観光やグルメを楽しみたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
旅費を抑えたい場合は、「観光客が少ない時期」を狙ってお得に観光するのがおすすめです。そこで、本記事では、旅費を抑えやすい時期と旅行の費用を抑えるための方法をご紹介します。
京都・大阪の旅行計画を立てる際に、ぜひ参考にしてみてください。
京都・大阪旅行の安い時期を紹介
京都・大阪旅行の費用を節約するには、安い時期に旅行に行くことが重要です。ここからは、京都・大阪旅行の費用を抑えるための、以下4つのベストシーズンを解説します。
- 1月中旬~2月
- 4月上旬~中旬
- GW明け~6月
- 9月後半~10月
京都・大阪旅行が安い時期をそれぞれチェックしていきましょう。
京都・大阪旅行が安い時期①:1月中旬~2月
1月上旬までは年末年始の休暇の影響で、日本では帰省ラッシュのピークを迎えます。国土交通省の令和4年空港管理状況調書から2月は最も国内線の飛行機の利用者数が少ない月であることが分かっています。休暇明けの1月中旬~2月に飛行機を利用する場合、混雑が避けられるでしょう。
また、仕事や学校が始まる人が多く寒い季節のため、旅行に出かける人が少なくなり、飛行機や電車などの交通費やホテル・旅館などの宿泊費が安くなるのがメリットです。休暇が長い大学生や休暇が取りやすい方などの場合、この機会に旅行に行くのがおすすめです。可能であれば、11月後半や12月の時点で予約しておくのがおすすめです。
京都・大阪旅行が安い時期②:4月上旬~中旬
3月は大学生の卒業旅行シーズンで旅行に行く人が多くなりますが、それ以降、日本では新学期や新学年になるタイミングのため休暇が取りづらく、旅行に行く人が減ります。また、5月上旬にはGWが控えているため、4月上旬~中旬に旅行を計画する人はあまりいないことが想定されます。国土交通省 観光庁による調査(令和4年)によると、令和4年の国内の延べ宿泊者数は5月が3,680万人であるのに対して、4月が3,276万人であったことがわかっています。
そのため、この時期に旅行に行けば比較的混雑が避けられ、快適な旅行が楽しめるでしょう。3月には、航空会社や旅行会社が決算期に入り、売上向上のために春休み前の2月~3月頃にセールや格安価格でチケットや旅行パックが出される可能性があります。4月上旬~中旬に利用できるサービスがないか確認しておきましょう。
京都・大阪旅行が安い時期③:GW明け~6月
GW明け~6月は日本では梅雨に入る地域が増えるため、旅行に行く人が減少すると考えられます。また、旅行の需要が高いGWが終わる点も、観光客の数が落ち着く要因といえます。
そのため、旅行会社やホテルでは、予約人数や宿泊数によってお得になるプランやキャンペーン・特典をリリースすることが多くなります。天候に左右されない、美術館や歴史的な建物などの屋内施設を観光目的とした旅行にはベストな旅行シーズンです。この時期にお得に旅行に行きたいなら、梅雨の影響を受けやすい地域に行くほうがいいでしょう。
京都・大阪旅行が安い時期④:9月後半~10月
8月のお盆休みや夏休みなどの長期休暇、9月のシルバーウィークの連休の時期に、旅行ニーズが高まります。そのため、シルバーウィーク明けの9月後半~10月は、混雑を避けた旅行をするのに狙い目の時期です。
旅行に行く人自体が減るため、航空券や旅行会社の宿泊プランがリーズナブルな価格で購入できる可能性があります。国土交通省 観光庁による調査(令和4年)によると、国内の外国人宿泊者数は10月が209万人であるのに対して、9月が83万人であったことがわかっています。9月は海外からの観光客も多くないため、おすすめの観光時期です。
気候的にもこの時期は過ごしやすいため、京都で金閣寺や清水寺を観光したり、大阪で美味しいたこやきやお好み焼きを食べ歩いたり、外で旅行を満喫するのがいいでしょう。
京都・大阪旅行の費用を安く抑える3つのポイント
京都・大阪旅行の費用を抑えるには、安い時期に行くことが大切なことがわかりましたここからは、さらに京都・大阪旅行の費用を安く抑えるための、以下3つのポイントをご紹介します。
- 早めに航空券やホテルを予約する
- LCCの航空券をセールで購入する
- 平日に出発・帰着するプランにする
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
旅行費を安く抑えるポイント①:早めに航空券やホテルを予約する
JALやANAなどの航空会社には、「早期購入割引」があります。これは、航空券を早く予約すると割引率が高くなるサービスで、3日前の予約と75日以上前からの予約を比べると、時期によっては1.5倍程度、料金が異なる場合があります。そのため、早く予定を立てて、できるだけ早く航空券を購入すると、手頃な価格で航空券が購入できます。
また、旅行予約サイトにも「早期購入割引」と同じような、「早割りプラン」が用意されていることがあります。条件はホテルや予約サイトによって異なりますが、早い時期に予約すると、通常プランよりもリーズナブルな価格で泊まれるお得なプランです。早割りプランはお得な料金で宿泊できる一方、予約するとキャンセル料が100%かかるものがあるため注意が必要です。
旅行費を安く抑えるポイント②:LCCの航空券をセールで購入する
格安航空であるLCCは、ドリンクサービスなし・座席が狭いなどのデメリットがあるものの、運行の安全性に問題はなく、一般的な航空会社と比べて航空券が安いのが特徴です。
時期によって行われるセールを利用することで、さらにお得に航空券が購入できます。24時間限定のタイムセールや期間が限定されたセールなどが実施されるため、LCCのSNSをフォローしたり公式サイトを見たりと、細めにチェックしておく必要があるでしょう。
関西国際空港へ就航しているLCCは以下の通りです。
・peach:日本国内およびアジアの主要都市を結ぶ格安航空会社
・Jetstar:オーストラリア発の国際的なローコストキャリアで、広範な国際線と国内線のネットワークを保有
また、LCCのアプリやメルマガを登録しておくと、情報が入手しやすくなります。LCC利用時の注意点としては、荷物を預けるのに追加で料金が発生することがあるため、機内に持ち込みできる荷物の重さや大きさを、あらかじめ確認しておきましょう。
なお、韓国・台湾から京都・大阪への国際線 LCCは多数就航しているため、LCCを利用した旅行プランは比較的立てやすいと考えられます。
旅行費を安く抑えるポイント③:平日に出発・帰着するプランにする
平日に出発・帰着するプランにすると、週末や祝日と比べて航空券が安く購入できることがあります。例えば、台湾から大阪への土曜日と月曜日の航空機代(最低価格)を調べてみると、土曜日は2.4万円、月曜日は1.9万円で、平日のほうが航空機代が安いことがわかります。
出発・帰着日を調整できる場合は、平日発着の航空機で旅行に行くのがおすすめです。ただし、金曜日は週末の土・日曜と連続で休暇にする人も多いため、他の平日よりも料金が高い傾向にあります。
また、朝の時間帯と比べて、昼〜夕方にかけて離陸する航空機のチケットは料金が安価な傾向にあるため、時間帯をずらすだけで航空券をお得に入手できるかもしれません。
航空機の着陸時間や必要な移動時間によっては、宿泊先など現地への到着時間が遅くなる可能性があるため、計画を立てて平日に出発・帰着するプランを予約しましょう。
まとめ
今回は、京都・大阪旅行の安い時期を4つに分けてお伝えしました。休暇が取りやすい時期と被っている場合は、ぜひご紹介した時期に京都や大阪に行ってみてはいかがでしょうか。
さらにお得に旅行したい場合は、航空券やホテルを早めに予約したり、LCCの航空券をセールで購入したりするなど、旅行費を安く抑える工夫も試してみるのがおすすめです。
予算が限られている場合は、今回ご紹介した内容を参考にして京都・大阪旅行を満喫してみてください。