日本の陶器は、外国人向けのお土産として人気の高い品物です。百貨店や通販サイトで販売されている美濃焼や波佐見焼から、雑貨店で購入できる手軽な価格のものまで、日本では多岐にわたる陶器が売られています。日本が好きな外国人の方であれば、自分の好きな和柄の陶器を購入したい方や、友人や家族へのお土産として日本独自の陶器を渡したい方もいるのではないでしょうか。そこで、本記事では、日本のお土産として外国人におすすめの陶器6選をご紹介します。京都・大阪の旅行時、近くのデパートや雑貨店に立ち寄るのにぜひ参考にしてみてください。
小鉢としても使える陶器「平茶わん」
外国人の日本のお土産としておすすめの陶器は「平茶わん」(税込3,300円)です。
「平茶わん」は、通常のご飯茶わんよりもお皿のように平坦な形状で、大きめのサイズなのが特徴です。ご飯茶わんはもちろん、惣菜やデザートを盛り付けられる小鉢としても使えます。絵柄は手で描かれているため、同じ商品でも絵柄の発色や線の太さ、細かいデザインはそれぞれ違うため、世界の一つだけの平茶わんを入手できます。また、平茶わんは、もともと茶道で夏に使う抹茶碗として使われていました。盛り付ける際に涼しい演出ができたり、夏の着物にあわせて使われていたりすることがあるため、日本では5~10月の期間に使われることが多かったようです。そのため、「夏茶碗」とも呼ばれています。日本の夏や季節感を感じたい方におすすめの陶器です。
シンプルなデザインがお洒落な陶器「ひめとんすい 天目」
次に、外国人の日本のお土産として人気の陶器は「ひめとんすい 天目」(税込880円)です。
「とんすい」とは、通常は小皿よりも深くてサイズが大きく、小さめの取っ手が付いている小鉢のことを指します。鍋の取り鉢として使われていることがあります。この「ひめとんすい」は一般的なとんすいより小さいため、小鉢やソースやタレなどの調味料を入れるのにぴったりです。また、ツヤのある黒色がシックな雰囲気を醸し出してくれるため、和食にも洋食にもさまざまな場面で使いやすいのが特徴です。なお、「ひめとんすい 天目」は、丁寧な仕上げと高いレベルで熟達している焼成によって作られている白山陶器です。白山陶器は、時代やライフステージによって変化がある、生活様式や食卓に並ぶものを問わず使えるよう、ベーシックでシンプルなデザイン展開をしています。
朝顔が描かれている陶器「朝顔鉢 白【鶴琳窯】」
「朝顔鉢 白【鶴琳窯】」(税込2,640円)も、外国人の日本のお土産としておすすめな陶器です。
「朝顔鉢 白【鶴琳窯】」は、朝顔をモチーフに描かれている陶器です。サイズは12.5cm×6.6cmで、控え目の量の一品ものや一人分の副菜を盛り付けるのに向いています。深さが浅い小皿よりも深いため、煮浸しや煮物など、立体的な食材を使うことが多く汁気があるおかずの盛り付けにぴったりです。小鉢は、日本料理の一品目の料理にも使われている陶器です。飲食店で出されるお通しや突き出し、先付けや小付けなど、そのお店の最初のイメージを決める大切なアイテムになっています。また、描かれている朝顔の花言葉は、「愛情」や「結束」、「明日もさわやかに」といったものがあります。花が咲いたときのぱっとした印象から純粋な愛情や、爽やかさが由来となっているのではないでしょうか。これら以外にも、朝顔には色ごとに異なる花言葉があります。
黒色が特徴的な陶器「削ぎ目取皿 黒マット」
次に、外国人の日本のお土産としておすすめな陶器は、「削ぎ目取皿 黒マット」(税込1,650円)です。
手仕事で一本一本削いで模様をつけた取皿で、削ぎ目模様の凹凸が心地よい手触りなのが特徴です。「削ぎ目取皿 黒マット」は、黒くて深さのある器のため、食材そのものを引き立てて、食卓を引き締めてくれる効果が期待できます。また、取皿だけではなく、一人前のメイン料理を盛り付けるのに最適なサイズで、どのおかずにも合います。そのため、毎日使える定番皿として、食卓で活躍してくれるでしょう。シフォンケーキやチーズケーキ、ホットケーキなど、食事だけでなく、おやつも盛り付けるだけでお洒落な食卓に変身させてくれます。また、この陶器は、岐阜県南部にある東濃(とうのう)地方で作られている美濃焼です。さまざまなデザインがあるため、特徴がないことが特徴と言われています。美濃焼には、どの時代の食卓にも合う陶器が多数あります。
縁起の良い末広がり型の陶器「八角焼皿 七宝」
「八角焼皿 七宝」(税込3,630円)も、外国人の日本のお土産としておすすめな陶器です。
「八角焼皿 七宝」は、品のある色合いと七宝模様がポイントの八角皿です。ナチュラルで上品な雰囲気がありながらも、つるりとした手触りをしています。模様は細筆で描かれており、やや青みがかった透明感のある白磁がさらに気高さを演出しているのが特徴です。また、描かれている七宝柄は縁起の良い柄とされ、ご縁、円満、調和などの願いや祈りが込められています。さらに、この陶器の形状「八角形」は、末広がりの数字の八が使われており、全方向に広がるという意味合いがあるため縁起が良いです。陶器のサイズから、アジの開きやコロッケなどの一般的なおかずから、少量のお刺身を盛り付ける際など、日常的なシーンで大活躍してくれそうな食器と言えるでしょう。普段から縁起の良い食器を使いたい方には、ぴったりの陶器ではないでしょうか。
重ねて収納できるのが嬉しい陶器「ブロックマグ ビッグ」
最後に外国人の日本のお土産として紹介したいおすすめ陶器は、「ブロックマグ ビッグ」(税込2,200円)です。
この陶器は、8分目で約280ccもの容量がたっぷり入るマグカップです。たくさん入るため、デスクワークやティータイムの際に使うと席を立たずに済むため、業務や休憩に時間を確保できます。外観は角のあるデザインですが、カップのハンドルや淵などの内側は手触りや口あたりが心地よいのが特徴です。しかも、カップの内側は丸く作られているため、洗いやすいのが実用的に使えるポイントです。また、同じ種類の「ブロックマグ ビッグ」同士であれば重ねて収納できます。レッド、ブルー、ベージュ(上記写真)、グリーンなどさまざまなカラー展開がなされているため、色違いで購入してもお洒落に収納できるでしょう。なお、「ブロックマグ ビッグ」には、白磁の美しさと藍色で絵付けが印象的な波佐見焼の技法が使われているため、日本らしい陶器を購入したい方にはぴったりのアイテムではないでしょうか。
まとめ
今回は、外国人におすすめの日本の陶器を6アイテムご紹介しました。日本には、美濃焼や波佐見焼など、さまざまな種類の焼き物が数多くあります。陶器の種類も、平茶わんやひめとんすい 、小鉢や削ぎ目取皿、縁起が良いと言われている八角焼皿など多数展開されているため、選択肢が広いのが嬉しいポイントです。日本の陶器が欲しい場合は、京都や大阪にある百貨店や雑貨店に足を運んで、直接商品を目で見てぜひお土産の購入を検討してみてください。