侍の時代に建てられ、日本の歴史と文化を象徴する美しい建造物である城。日本各地にありますが、関西地域には有名なお城がたくさんあります。そこでこの記事では、関西にあるお城の中でも特に行くべきおすすめ城を4つ紹介します。
姫路城
姫路城は兵庫県姫路市にある城です。現在日本には侍がいた時代に建造され、今も天守が残っている城は12基しかないのですが、姫路城はその1つです。また12基の中でも1番大きい城です。そのため歴史的価値があり、世界遺産にも登録されています。特徴は何と言っても美しい白い外観です。通称「白鷺城」とも呼ばれ、城壁を白漆喰で塗られたこの城は、日本の木造建築として最高傑作と称されています。城内においても、敵からの侵入を防ぐための仕掛け、当時のトイレや台所なども残されており、当時の文化や建築技術を感じられるようになっています。
また姫路城の周りには桜の木が植えられており、春の季節には桜と城という日本でしか見られない光景が広がります。秋の時期の紅葉もおすすめで、季節によっていろんな顔を見せてくれますよ。そんな姫路城は大阪や京都から電車で一本で行くことができ、比較的アクセスが良いのも特徴です。関西に来られた場合はぜひ訪れてくださいね。
大阪城
大阪城は大阪府中央区にあります。かつて侍の時代に日本を統一した武士が建築を命じた城ということもあり、日本で1番高く、見た目も荘厳で、当時の権力を感じることができる建築デザインとなっています。そんな大阪城は大阪の中心部である大阪駅・梅田駅から電車で約15分、なんばから約20分とかなりアクセスが良いです。加えて充実したフリーWi-Fiスポット、戦国武将の兜を身に着ける体験なども充実していて、城好きじゃなくても楽しめる観光スポットとなっています。
大阪城は何度か燃失してしまった関係上当時の建築物がそのまま残っているわけではないのですが、城内が博物館になっており、展示品を通して日本の歴史や文化を学ぶことができます。城周辺に広がる大阪城公園も人気の場所で、梅の花・桜の花の名所であり、春の時期は城と花のコラボを観ることができます。大阪中心部からすぐですので、大阪に行くつもりの方は予定に組み込んでみてはいかがでしょうか。
彦根城
彦根城は滋賀県彦根市にある城です。姫路城と同じく侍の時代からそのままの形で残っている城の一つです。国宝に指定されています。戦に特化した城として有名で、敵が攻めてきたときに壊して侵入を妨げる橋、外からは見えない鉄砲を撃つ用の穴、急すぎる階段、隠し部屋など厳重でとても考えられた造りをみることができます。そのおかげかこの城は攻められることがなかったため、日本にある城の中でも最も保存状態が良いとされています。
彦根城は日本文化を知れる建築物としても面白いのですが、観光スポットとしても興味深いです。駅から城に続く道はショッピングストリートになっており、日本料理屋スイーツを楽しむことができます。また、彦根城には日本人ならほとんどの人が知っているキャラクター「ひこにゃん」がほぼ毎日登場します。とてもかわいいキャラクターなので、見かけたら一緒に写真を撮ってみてくださいね。そんな彦根城は大阪や京都から距離的には離れているものの、電車一本で行くことができます。ぜひ訪れてみてください。
竹田城跡
竹田城跡は兵庫県朝来市にある城跡です。今までご紹介したお城とは違い、建物自体は無く石垣等が残るスポットになります。日本にはいくつもこのような城跡がありますが、竹田城跡は国内のみならず世界でも注目されています。その理由は城の周りを雲が囲い、まるで天空に浮いているかのような景色を見ることができるからです。その美しさから「天空の城」「日本のマチュピチュ」などと呼ばれたりしています。
ただし毎日いつでも見れるわけではなく、9~11月の早朝、前日の夜が冷えて当日が晴れた場合など特定の条件を満たす日しか見れないのでご了承ください。なお雲海が無かったとしても、高台から緑あふれる街を眺められるこの場所は絶景スポットとしていく価値があります。ぜひ訪れてみてください。
まとめ
城は見た目の美しさはもちろん、日本の歴史や風土を語る上で外すことができない存在です。日本に旅行に来られたならば、神社や寺へ観光に行くように、城へも訪れてみてください。当時の侍がどんなことを考えていたのか、どんな文化が流行していたのか肌で感じることでき、より日本を感じることができますよ。