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1700年前の天皇の巨大な墓「古墳」の世界遺産含むおすすめスポット4つ紹介

日本旅行で歴史的建造物に触れ合うとしたら、おそらくお寺や神社がメインだと思います。しかし日本にはそれらよりももっと古い建造物があります。土でできた権力者のお墓です。古墳と言います。おおよそ1700年前に作られた墓は今もなお日本の各地に点在しています。そこでこの記事では、関西地区にあるおすすめの古墳観光スポットを4つ紹介します。

古墳とは?

古墳とは約1700年前、西暦300年~600年ごろ日本で多く建造されていたお墓です。天皇や豪族、貴族など当時権力を持っていた人が主に埋葬されています。かなり巨大で、一番大きいものだと全長約486mにもなります。権力者のお墓で有名なものにピラミッドがありますが、一番大きいクフ王のピラミッドでも全長約230mなので、世界最大級のお墓なのです。なお古墳は、大きいほど権力の象徴を意味していると言われています。

古墳の形は様々ありますが、最も多いのは前方後円墳と呼ばれる鍵穴のような形をしたものです。他には丸い円墳、ホタテ貝のような帆立貝式古墳、四角い方墳などがあります。基本的には土を高く盛り上げて作られており、斜面には石が積まれています。またお墓の周りはお濠があり、水が張られてることが多いです。

そんな古墳は全国各地に数多く存在していますが、大きいサイズの古墳は日本の関西地区(特に大阪・奈良)に集中しています。これは1700年頃、関西地区に日本最初の統一国家があったからだと言われています。

関西地区のおすすめ古墳観光スポット4選

ではそんな関西地区に存在する古墳の中から、特に観光客におすすめなものを4つ紹介します。

  • 仁徳天皇陵古墳(大阪)
  • 堺市博物館(大阪)
  • 今城塚古墳(大阪)
  • 五色塚古墳(神戸)

仁徳天皇陵古墳(大阪)

まず紹介するのは仁徳天皇陵古墳です。大阪府堺市にあります。大仙陵古墳と呼ばれることもありますが、全長486mで日本で一番大きい古墳にして、世界でも最大級のお墓です。約1500年前に実在したとみられる仁徳天皇のお墓とされています。形は鍵穴のような前方後円墳です。

2019年7月にこの仁徳天皇陵古墳を含む「百舌鳥・古市古墳群」が、世界文化遺産に登録されました。内部に直接行くことはできないのですが、世界最大級のお墓であること、世界遺産であることを踏まえると行く価値は十分にあるのではないでしょうか。また、仁徳天皇陵の近くには別の古墳がいくつかあったり、古墳にまつわるカフェなどの飲食店やお土産店もあるので、楽しむことができますよ。

名称仁徳天皇陵古墳(大山古墳・大仙陵古墳)
住所大阪府堺市堺区大仙町
地図
開放時間終日
入場料金無し
最寄り駅JR阪和線「百舌鳥駅」下車 徒歩8分

堺市博物館(大阪)

古墳ではないのですが、古墳に興味のある方はぜひここへ行ってみてください。先ほどの仁徳天皇陵のすぐ近くにある堺市博物館です。当博物館には仁徳天皇陵で発掘された史跡はもちろん、古墳関連の展示が数多くなされています。

基本的にどの古墳も中に何が入っているか直接見ることができないため、中身を知れる機会はとても貴重です。古墳や当時の文化について学んでから古墳を見に行くのも良し、行ってから学ぶのも良し、お好きな流れで文化にどっぷりとつかってくださいね。

名称堺市博物館
住所大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内
地図
営業時間9:30am – 5:15pm(最終入館 4:30pm)
入場料金200円
最寄り駅JR阪和線「百舌鳥駅」下車 徒歩8分

今城塚古墳(大阪)

続いて紹介するのは大阪府高槻市にある今城塚古墳です。特徴は何と言っても、天皇の墓と判明している古墳で唯一お濠の内側(墳丘)に入ることができる点です。敷地内は公園になっており、近くにパン屋さん等もあるのでピクニック気分で訪れることもできます。

またここの古墳に限らず、墓の周りに動物や人間をかたどった埴輪と呼ばれる粘土でできた土器を並べる風習が当時あったのですが、今城塚古墳ではレプリカですが再現されています。200点近くも並べられており、その姿は圧巻です。直接肌で文化を感じたい方にはおすすめのスポットです。

名称今城塚古墳公園
住所大阪府高槻市郡家新町
地図
開放時間終日
入場料金無し
最寄り駅JR摂津富田駅より約25分
JR摂津富田駅より<奈佐原>行き「今城塚古墳前」徒歩2分

五色塚古墳(神戸)

最後に神戸にある五色塚古墳を紹介します。こちらも埋葬者が誰か分かっていない関係で中に入ることができる古墳です。最大の特徴は、古墳を登ったところから見える景色です。海のそばに面しており、加えて世界2位吊り橋明石海峡大橋を望むことができます。

また今まで紹介したものを含め、基本的に現代の古墳は木で囲まれて森のようになっています。しかし五色塚古墳はむき出しになっていて全貌を見れるのもおすすめポイントです。

名称五色塚古墳
住所兵庫県神戸市垂水区五色山4
地図
開放時間9:00am – 5:00pm
12月~3月は毎週月曜(祝日の場合は翌日)定休日
入場料金無し
最寄り駅JR・山陽電鉄垂水駅より徒歩15分

まとめ:一度GoogleMapで全貌を見てから行くのがおすすめ

この記事では関西でおすすめの古墳を紹介しました。古墳は基本的に大きすぎるため、実際見に行くと木や池のように見えてしまいます。しかし1700年以上前に作られたお墓という文化的価値のある建造物ですから、ぜひ一度は行ってみて欲しいです。

なおGoogleMapを使えば古墳の全貌を見ることができます。特に大阪の堺市付近は数多く点在していて地図を見ているだけでも面白いです。古墳に行く際は一旦地図で全貌を確認してから行くことで、今自分はここを歩いているのだと分かり興味深い旅ができますよ。ぜひ試してみてくださいね。

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