日本で売られている浮世絵グッズは、外国人に人気のあるお土産の一つです。オリジナルの浮世絵復刻版や、扇子や風呂敷、ミニタンブラーなど、同じ浮世絵グッズでもさまざまな種類のものがあります。海外から日本に旅行しに来ている方で、自国では珍しい日本オリジナルのデザインの浮世絵グッズが欲しい、日本のお土産として友人に浮世絵グッズを渡したいという方もいるのではないでしょうか。そこで、本記事では、外国人におすすめの日本土産「浮世絵グッズ」をご紹介します。京都・大阪の旅行時、百貨店や雑貨店に立ち寄る際にぜひ参考にしてみてください。
葛飾北斎の代表的な浮世絵復刻版「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」
外国人の日本のお土産としておすすめの浮世絵グッズは浮世絵復刻版の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(税込19,800円)です。
「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の代表作であり、日本国内外で広く知られています。この作品は、横浜本牧沖から富士山を背景に描かれた巨大な波と、それに挑む小さな漁船の構図が特徴です。北斎の長年の研究が反映されたこの浮世絵は、静と動、自然と人間の対比が見事に表現され、国内外の美術館に所蔵されています。復刻版は現代の職人が伝統的な木版技術を用いて、版木を新たに彫り起こして一色ずつ摺り重ねて仕上げたもので、日本の伝統技術と美を楽しめるでしょう。「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は、「グレート・ウェーヴ」としても知られ、未だに西洋の芸術家にも影響を与え続ける名画です。美術品がお好きな方へのお土産として、おすすめの逸品です。
浮世絵で描かれた赤い富士山が象徴的な「扇子 赤富士(凱風快晴)」
次に、外国人の日本のお土産として人気の浮世絵グッズは「扇子 赤富士(凱風快晴)」(税込2,650円)です。
「凱風快晴(赤富士)」は、葛飾北斎の「富嶽三十六景」の一つで、夏の早朝に南風(凱風)を受けて赤く染まる富士山が描かれています。この作品は、富士山の堂々たる姿が鮮やかな赤と青のコントラストで表現され、その瞬間の美しさを見事に捉えた一枚です。この「赤富士」をモチーフにした扇子は、実用性と芸術性を兼ね備え、男女問わず使用できるデザインが特徴的です。素材は紙と竹が用いられ、日本の伝統的な技術で製造されています。扇子としての涼しげな実用性と、北斎の名作を手に取る喜びが日常生活を彩ってくれるでしょう。ギフトとしても人気があり、浮世絵の美しさを手軽に感じられるお土産としておすすめです。
寛政期の美人が描かれた浮世絵柄「和柄小風呂敷 タペストリーセット/寛政三美人」
「和柄小風呂敷 タペストリーセット/寛政三美人」(税込1,210円)も、外国人の方への日本のお土産としておすすめの浮世絵グッズです。
この浮世絵グッズは、喜多川歌麿が描いた「寛政の三美人」をモチーフにした小風呂敷です。喜多川歌麿の作品である「寛政の三美人」は、寛政期に実在した美人たちを描いた浮世絵の代表作で、富本豊ひな、難波屋きた、高しまひさの3人の美人が鮮やかに描かれています。この風呂敷は小ぶりで軽く、タペストリー棒とセットになっており、インテリアとしても楽しめる点が魅力です。風呂敷は、日本のモノの形が残っている限りは最後まで使いつくすことを表した「もったいない文化」を象徴するアイテムです。そのため、環境に配慮した日本の伝統美を感じさせ、海外でも高い評価を受けています。また、風呂敷には「風呂敷の由来と使い方」が書かれた説明書が付属しており、外国人の方へのギフトとしても人気があります。
持ち運べる浮世絵グッズ「ミニタンブラー/ビードロを吹く娘」
次に、外国人の日本のお土産浮世絵グッズとしておすすめしたいのが、「ミニタンブラー/ビードロを吹く娘」(税込660円)です。
このミニタンブラーは、喜多川歌麿の美人画「婦女人相十品 ビードロを吹く娘」をモチーフにした携帯用タンブラーです。喜多川歌麿の作品「婦女人相十品 ビードロを吹く娘」は、赤い市松模様の着物を着た町娘がビードロを吹く姿を描いたもので、爽やかで親しみやすい美人画として人気があります。タンブラーはコンパクトなサイズで、蓋付きのためコーヒーやお茶の持ち運びに最適です。また、タンブラーを使うことで使い捨てのカップやペットボトルの削減につながり、エコ生活をサポートするアイテムとして活用できます。タンブラーを使う習慣がある方には、とくにおすすめの浮世絵グッズです。
実用的なお土産に最適な「浮世絵ブロックメモ/亀戸梅屋敷」
「浮世絵ブロックメモ/亀戸梅屋敷」(税込550円)も、外国人の日本のお土産としておすすめな浮世絵グッズです。
この浮世絵ブロックメモは、実用性と芸術性を兼ね備えた浮世絵グッズです。各ページには美しい浮世絵が印刷されており、使うたびに日本の伝統美を感じられるでしょう。描かれている「亀戸梅屋敷」は、江戸時代に呉服商・伊勢屋彦右衛門の別荘であった「清香庵」の庭園に咲く梅の名所で、多くの浮世絵に描かれた風景です。とくに「亀戸梅屋敷」を描いた歌川広重の浮世絵は、ゴッホが模写するなど世界的にも評価されています。梅の木の美しさとその枝の生命力を象徴する姿は、江戸幕府の第8代将軍の徳川吉宗から「世継ぎの梅」とも称されました。小ぶりで使いやすく、お洒落なミュージアムグッズとしても注目されるこのメモ帳は、日常的に使える日本らしい贈り物として喜ばれるのではないでしょうか。
インパクトのあるモチーフが印象的な「浮世絵クリアファイル 奴・江戸兵衛」
最後に外国人の日本のお土産として紹介したいおすすめ浮世絵グッズは、「浮世絵クリアファイル 奴・江戸兵衛」(税込198円)です。
この浮世絵クリアファイル は、書類整理に便利なクリアファイルに、印象的な浮世絵をプリントしたアイテムです。クリアファイルは耐久性が高く、長期間使用できるため、実用的な日本土産として人気があります。描かれている「奴・江戸兵衛」は、寛政6年に河原崎座で上演された「恋女房染分手綱」を題材にした浮世絵で、江戸時代の劇的な物語を背景に持ち、迫力ある表情と力強いポーズが特徴です。とくに歌舞伎役者の三代目大谷鬼次が演じた江戸兵衛の姿は、未だになお、浮世絵を見る者に強烈な印象を与えています。日本の歴史と芸術を感じられる個性的なアイテムがお好きな方には、ぴったりのお土産ではないでしょうか。
まとめ
今回は、日本土産として外国人におすすめの浮世絵グッズを6つご紹介しました。日本には、ブロックメモやクリアファイルをはじめ、インパクトのある浮世絵グッズがたくさんあります。また、浮世絵グッズに取り扱われているモチーフは、葛飾北斎の富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」や「赤富士(凱風快晴)」、喜多川 歌麿の「寛政三美人」など、有名な作品が多いのが特徴です。このような日本ならではの浮世絵グッズが気になる場合は、京都や大阪にある百貨店や雑貨店に出向くのがおすすめです。どのお土産を購入するのか、ぜひ直接目で見て検討してみてください。